<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：歯周ポケットなどの歯科健診項目は嚥下機能と関連</span><br><br><br>75歳以上の日本人高齢者を対象に、歯科健診の結果と嚥下機能との関連を調べました。朝日大学歯学部からの報告です。（「International Journal of Environmental Research and Public Health」、2024年5月24日）</p>

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<p>2018年4月から2019年3月に岐阜県内の4つの市で歯科健診を受診した75歳以上の地域住民を2020年4月から2021年3月まで追跡し、歯科健診項目と2年後の嚥下機能低下との関連を検討しました。歯科医師による歯科健診として、嚥下機能、残存歯数、虫歯の有無、歯周ポケットの深さなどを評価しました。反復唾液嚥下試験を行い、嚥下回数が30秒間に3回未満の場合を嚥下機能低下と判定しました。また、自記式質問票を用いて、硬いものが噛みにくいか、お茶や水でむせるか、口が乾くかどうかや、喫煙習慣などについても調査しました。ベースライン時に嚥下機能が低下していた人などは除き、解析対象者は3,409人（ベースライン時の平均年齢81歳、男性42％）でした。<br><br>・2年後に嚥下機能低下と判定された人は429人（13％）でした。<br>・ベースライン時と比べて2年後の方が、高血圧（61％対64％）、糖尿病（35％対38％）、運動器障害（75％対78％）、要支援・要介護認定（11％対22％）を有する人の割合は有意に高く、残存歯数20本以上の人（67％対62％）の割合は有意に低くなりました。<br>・一方、虫歯のある人（26％対25％）、歯周ポケット4mm以上の人（66％対68％）、硬いものが噛みにくい人（24％対25％）、お茶や水でむせる人（21％対22％）、口が乾く人（30％対32％）の割合については、有意差は認めませんでした。<br>・嚥下機能低下と関連する因子を多変量ロジスティック回帰により解析し、男性（オッズ比0.772、95％信頼区間0.615～0.969）、81歳以上（同1.523、1.224～1.895）、要支援・要介護認定（同1.815、1.361～2.394）、歯周ポケット4mm以上（1.469、1.163～1.856）、硬いものが噛みにくいこと（同1.439、1.145～1.808）、お茶や水でむせること（同2.543、2.025～3.193）、口が乾くこと（同1.316、1.052～1.646）が、2年後の嚥下機能低下と有意に関連していることが明らかとなりました。<br><br>以上より、歯周ポケットなどの歯科健診の結果と将来の嚥下機能低下と関連することが明らかとなりました。<br><br><br>参考文献：<br><a href="https://www.mdpi.com/1660-4601/21/6/674" target="_blank" rel="noopener noreferrer">IJERPH | Free Full-Text | Predictive Factors Associated with Future Decline in Swallowing Function among Japanese Older People Aged &amp;ge; 75 Years (mdpi.com)</a></p>

歯周ポケットなどの歯科健診項目と嚥下機能

<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：AIにより自閉症の早期発見が可能か</span><br><br><br>人工知能（AI）モデルにより、自閉症スペクトラム障害（ASD）を発症する可能性が高い小児を見つけ出せるのか。カロリンスカ研究所（スウェーデン）女性・小児保健部門からの報告です。（「JAMA Network Open」、2024年8月19日）</p>

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<p>この研究でTammimies氏らは、Simons Foundation Powering Autism Research for Knowledge（SPARK）データベースの、ASDのある児とない児1万5,330人ずつ（計3万660人、平均月齢106カ月、男児63.5％）のデータセットを用いて、ASDを予測するためのAIモデルを構築しました。このモデルは、対象者が24カ月未満時に親が報告した、簡単に得られる情報の中から28個の指標を選び出し、これをもとに4つの機械学習アルゴリズム（ロジスティック回帰、決定木、ランダムフォレスト、XGBoost）を用いて構築しました。<br><br>・テストデータを用いてそれぞれのモデルの予測能を検証したところ、最も優れているのはXGBoostモデルであることが判明しました（ROC曲線下面積0.895、感度0.805、特異度0.829、陽性的中率0.897）。<br>・また、予測には、児が初めて笑った月齢、初めて短文を話した月齢、偏食の問題の存在の3つの因子が強い影響を及ぼすことも判明しました。<br>・別の検証コホート1万1,936人を用いて検証したところ、モデルはASD児の78.9％（8,262人）を正確にASDであると判定しました。<br><br>以上より、将来的にはAIにより自閉症の早期発見が可能かもしれません。<br><br><br>参考文献：<br><a href="https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC11333987/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Machine Learning Prediction of Autism Spectrum Disorder From a Minimal Set of Medical and Background Information - PMC (nih.gov)</a></p>

AIと自閉症の早期発見

<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：嚥下機能は睡眠の質と関連</span><br><br><br>嚥下機能と睡眠の質の関連を調査しました。広島大学からの報告です。（「Heliyon」、2024年5月31日）<br><br></p>

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<p>J-MICC Study 静岡研究と大幸研究の2012年2月～2015年3月の調査データを用いて、60歳以上の人を対象に、嚥下障害のリスクと睡眠の健康との関係を検討しました。「地域高齢者誤嚥リスク評価指標（DRACE）」を用いて、合計スコア4点以上を嚥下障害のリスクありとしました。また、「ピッツバーグ睡眠質問票（PSQI）」の合計スコア6点以上を睡眠の質が悪いと判定し、睡眠の持続時間、満足度、規則性などについても調査しました。<br><br>・解析対象者3,058人（男性1,633人、平均年齢66.5±4.2歳）のうち、嚥下障害のリスクがある人は28.0％、睡眠の質が悪い人は19.1％でした。<br>・嚥下障害のリスクがない人に比べ、リスクがある人は、睡眠の質が悪い人が多く（15.4％対28.5％）、平均睡眠時間が短く（6.74±0.88対6.62±0.99時間）、十分な睡眠のとれている人は少なく（61.7％対48.9％）、睡眠が不規則な人が多い（7.3％対13.7％）という傾向が認められました。<br>・対象者の背景の差を調整後、嚥下機能と睡眠の関連を解析したところ、男性では、嚥下障害のリスクがあると、睡眠の質が悪いこと（オッズ比1.98、95％信頼区間1.38～2.83）、睡眠不満足（同1.69、1.29～2.20）、不規則な睡眠（同1.88、1.20～2.94）と有意に関連していることが明らかとなりました。<br>・女性では、嚥下障害のリスクは睡眠の質が悪いこと（同1.39、1.00～1.92）、睡眠持続時間が6時間未満（同1.47、1.02～2.14）と有意に関連していた一方で、睡眠不満足、不規則な睡眠との関連は有意ではありませんでした。<br>・また、嚥下障害のリスクとPSQI各項目の点数（0点または1～3点）との関連を検討したところ、男女とも、嚥下障害のリスクは睡眠の質、入眠時間、睡眠困難、日中覚醒困難と有意に関連していました。<br>・特に、日中覚醒困難については、男性（同2.10、1.62～2.71）、女性（同2.04、1.40～2.46）ともに関連が強くなりました。<br><br>以上より、男女ともに嚥下機能の低下が睡眠の質の低下と関連していることが明らかとなりました。<br><br><br>参考文献：<br><a href="https://www.cell.com/heliyon/fulltext/S2405-8440(24)08059-9?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS2405844024080599%3Fshowall%3Dtrue" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Association between dysphagia risk and sleep quality in community-dwelling older adults: A cross-sectional study: Heliyon (cell.com)</a></p>

睡眠の質と嚥下機能

<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：医療器具の清掃・消毒の改善によって、医療関連感染は減少可能</span><br><br><br>医療器具の清掃・消毒の改善によって、医療関連感染（HAI）を減らすことは可能か調査しました。オーストラリア・Avondale University からの報告です。（Lancet Infectious Diseases誌オンライン版、2024年8月13日）</p>

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<p>本研究は、オーストラリアの単一の公立病院の10病棟を対象として実施しました。研究期間は2023年3月20日～11月24日の36週間としました。ステップウェッジデザインを用いたクラスター無作為化の手法により、10病棟を5つのクラスターに割り付けました。ベースライン時はすべての病棟が共有医療器具（移動式便器、血圧計、点滴スタンド、輸液ポンプ）を通常どおり清掃・消毒し、割り付けられたクラスターごとに改善された清掃・消毒へ順次移行しました。改善された清掃・消毒期では、専任の清掃スタッフを追加し、週5日3時間追加の清掃・消毒を実施しました。主要評価項目は、入院患者におけるHAIの発生率としました。<br><br>・対象患者は5,002例（男性2,478例、女性2,524例、年齢中央値75歳［四分位範囲：63～83］）でした。<br>・適切に清掃された共有医療器具の割合は、通常の清掃・消毒期が18.2％（168/925個）であったのに対し、改善された清掃・消毒期では56.6％（487/861個）でした。<br>・HAIの発生率は、通常の清掃・消毒期が17.3％（433/2,497例）であったのに対し、改善された清掃・消毒期では12.0％（301/2,508例）でした。<br>・調整後のHAIの相対変化率は－34.5％（オッズ比：0.62、95％信頼区間：0.45～0.80）であり、改善された清掃・消毒期で有意にHAIの発生率が低下しました。<br><br>以上より、医療器具の清掃・消毒の改善によって、医療関連感染は減少可能と示唆されました。<br><br>参考文献：<br><a href="https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(24)00399-2/abstract" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Investigating the effect of enhanced cleaning and disinfection of shared medical equipment on health-care-associated infections in Australia (CLEEN): a stepped-wedge, cluster randomised, controlled trial - The Lancet Infectious Diseases</a></p>

医療器具の清掃・消毒と医療関連感染

<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：ワイン好きや食事中にアルコールを飲む人は、飲酒による死亡率を低減</span><br><br><br>高齢者において、アルコール摂取パターンと健康関連や社会経済リスクが、死亡率にどのような影響を与えるかについて調査しました。スペイン・マドリード自治大学からの報告です。（JAMA Network Open誌、2024年8月12日）</p>

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<p>本研究では、UK Biobankに登録された60歳以上を対象に、2023年9月～2024年5月までのデータを解析しました。参加者の飲酒パターンは、1日当たりの平均アルコール摂取量（g）により、次のように分類しました：たまに飲酒する群（≦2.86g/日）、低飲酒量群（男性：2.87～20.00g/日、女性：2.87～10.00g/日）、中飲酒量群（男性：20.01～40.00g/日、女性：10.01～20.00g/日）、高飲酒量群（男性：＞40.00g/日、女性：＞20.00g/日）。また、食事中のみ飲酒する人、食事外でも飲酒する人に分類されました。酒の種類について、ワインの嗜好の有無でも分類されました。解析では追跡開始後2年間の死亡を除外し、飲酒パターンや嗜好を含む潜在的交絡因子を調整しました。平均アルコール摂取状況、食事中の飲酒、ワイン嗜好と、全死因死亡率、がん死亡率、心血管疾患（CVD）死亡率との関連について、Cox回帰分析によりハザード比（HR）および95％信頼区間（CI）を算出しました。<br><br>・参加者は13万5,103例、年齢中央値64.0歳（IQR 62.0～67.0）、女性6万7,693例（50.1％）であった。追跡期間の中央値12.4年（範囲 2.0～14.8）において、死亡者数は1万5,833例であり、うち、がんによる死亡7,871例、CVDによる死亡3,215例でした。<br>・飲酒パターンと死亡率について、たまに飲酒する群と比較した結果、低～高飲酒量のすべての群で死亡率の上昇と関連していました。<br>【高飲酒量群】全死因死亡HR：1.33（95％CI：1.24～1.42）、がん死亡HR：1.39（1.26～1.53）、CVD死亡HR：1.21（1.04～1.41）<br>【中飲酒量群】全死因死亡HR：1.10（95％CI：1.03～1.18）、がん死亡HR：1.15（1.05～1.27）<br>【低飲酒量群】がん死亡HR：1.11（95％CI：1.01～1.22）<br>・低～高飲酒量のすべての群で、健康関連リスクまたは社会経済的リスクのある人は、リスクのない人よりも全死因死亡率が高くなりました。<br>・食事中のみ飲酒する人は、健康関連リスクまたは社会経済的リスクのある人において、食事外でも飲酒する人と比較して、全死因死亡率およびがん死亡率の低下と関連していました。<br>【健康関連リスク者】全死因死亡HR：0.93（95％CI：0.89～0.97）、がん死亡HR：0.92（0.86～0.99）<br>【社会経済的リスク者】全死因死亡HR：0.83（95％CI：0.78～0.89）、がん死亡HR：0.85（0.78～0.94）、CVD死亡HR：0.86（0.75～1.00）<br>・ワインの嗜好がある人は、健康関連リスクまたは社会経済的リスクのある人において、全死因死亡率の低下と関連していました。<br>【健康関連リスク者】全死因死亡HR：0.92（95％CI：0.87～0.97）<br>【社会経済的リスク者】全死因死亡HR：0.84（95％CI：0.78～0.90）、がん死亡HR：0.89（0.80～0.99）<br>・ワイン嗜好と食事中の飲酒パターンを持つ人において、高飲酒量群では全死因死亡率、がん死亡率、CVD死亡率、中飲酒量群では全死因死亡率とがん死亡率、低飲酒量群ではがん死亡率について、超過リスクが低減しました。<br><br>以上より、社会経済的または健康関連のリスクのある人では、低飲酒量であっても、とくにがんによる死亡と有害な関連性が認められた一方で、ワインを好む人や食事中のみの飲酒により、アルコール関連超過死亡率の減少がみられました。<br><br><br>参考文献：<br><a href="https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC11320169/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Alcohol Consumption Patterns and Mortality Among Older Adults With Health-Related or Socioeconomic Risk Factors - PMC (nih.gov)</a></p>

ワイン好きや食事中にアルコールを飲む人は、飲酒による死亡率が〇〇

<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：がん罹患の40％・死亡の44％が予防できる可能性</span><br><br><br>米国におけるがん罹患の約40％とがん死亡の44％が、修正可能なリスク因子に起因していることが新たな研究で明らかになりました。（A Cancer Journal for Clinicians誌オンライン版、2024年7月11日号）</p>

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<p>米国がん協会（ジョージア州・アトランタ）は、2019年（COVID-19流行の影響を避けるため、この年に設定）に米国でがんと診断された30歳以上の成人を対象に、30のがん種について全体および潜在的に修正可能なリスク因子に起因する割合と死亡数を推定しました。評価されたリスク因子には、喫煙（現在および過去）、受動喫煙、過体重、飲酒、赤肉および加工肉の摂取、果物や野菜の摂取不足、食物繊維およびカルシウムの摂取不足、運動不足、紫外線、そして7つの発がん性感染症が含まれました。がん罹患数と死亡数は全国をカバーするデータソース、全国調査によるリスク因子の有病率推定値、および公表された大規模なプールまたはメタアナリシスによるがんの関連相対リスクから得ました。<br><br>・2019年における米国の30歳以上の成人における全がん罹患数（非メラノーマを除く）の40.0％（71万3,340/178万1,649例）、全がん死亡数の44.0％（26万2,120/59万5,737例）が評価されたリスク因子に起因すると推定されました。<br>・全がんの罹患/死亡に関連するリスク因子の1位は喫煙（19.3％/28.5％）であり、2位は過体重（7.6％/7.3％）、3位は飲酒（5.4％/4.1％）でした。<br>・評価対象となった30種のがんのうち、19種類のがんは罹患数および死亡数の2分の1以上が検討された評価されたリスク因子に起因していました。<br>・リスク因子に起因するがんのうち、肺がんが罹患数（20万1,660例）および死亡数（12万2,740例）とも最多であり、罹患数は女性の乳がん（8万3,840例）、メラノーマ（8万2,710例）、大腸がん（7万8,440例）が続き、死亡数では大腸がん（2万5,800例）、肝がん（1万4,720例）、食道がん（1万3,600例）が続きました。<br><br>以上より、多数のがん罹患および死亡は、潜在的に修正可能なリスク因子に起因しており、予防策を幅広く公平に実施することにより、がんの負担を大幅に軽減できる可能性があるとされました。<br><br>参考文献：<br><a href="https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.21858" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Proportion and number of cancer cases and deaths attributable to potentially modifiable risk factors in the United States, 2019 - Islami - 2024 - CA: A Cancer Journal for Clinicians - Wiley Online Library</a></p>

がん罹患・死亡リスクを4割程度予防できる可能性

<p>記事数が450を突破しました</p>

<p>記事数が400を突破しました</p>

<p>記事数が350を突破しました</p>

<p><a href="/articles/k45n-q6sk48">新年明けましておめでとうございます！</a></p>

<p>記事数が300を突破しました</p>

<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：概ね2回目までと同じ。ただし腋窩痛、リンパ節腫脹は増加傾向。</span><br><br><br>　ワクチン3回目接種(追加接種)開始に伴い、その副反応を心配する声が増えてきています。特に「1,2回目に副反応出たから3回目はとりわけ副反応が強くなるの？」という声を聞いたので、本日はそういった質問に答えられるように頑張りたいと思います。(ファイザー社、モデルナ社)</p>

<div id="container">
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</div>
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<p>厚労省調べによると、</p><blockquote>副反応については2回目までと概ね同様ですが、腋窩痛やリンパ節の腫れ(腋窩など)は発現割合が高かった</blockquote><p>とされています。ただし、上記のような症状が出た場合でもほとんどが軽症で、短期間のうちに回復したと報告されています。(米国データ)<br><br>　国内では3回目追加接種が始まったばかりで国内のデータが不足していますが、今後国内外での追加接種割合が進むにつれてリアルワールドでのデータも増えてくると考えられます。<br><br><br>参考：<a href="https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0101.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">追加（3回目）接種ではどのような副反応がありますか。2回目より重いのでしょうか。｜新型コロナワクチンQ&amp;A｜厚生労働省 (mhlw.go.jp)</a></p>

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<a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3N1TT6+53YYPE+2YGS+HWPVL" rel="nofollow">
<img border="0" width="300" height="250" alt="" src="https://www26.a8.net/svt/bgt?aid=220114986309&wid=001&eno=01&mid=s00000013798003008000&mc=1"></a>
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ワクチン3回目副反応

<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：コーヒーや炭酸飲料、潰瘍性大腸炎リスクを減少</span><br><br><br>コーヒーやその他のカフェインを含む飲料・食品の摂取、カフェインの総摂取量と潰瘍性大腸炎リスクとの関連を検討しました。愛媛大学からの報告です。（Journal of Gastroenterology and Hepatology誌オンライン版、2023年12月10日号）</p>

<div id="container">
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<p>本研究では、潰瘍性大腸炎の症例群として384人、対照群として665人が参加しました。コーヒー、カフェインレスコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、炭酸飲料、チョコレート菓子の摂取量について半定量的食物摂取頻度調査票を用いて調査し、性別、年齢、喫煙、飲酒量、虫垂炎既往、潰瘍性大腸炎の家族歴、学歴、BMI、ビタミンC、レチノール、総エネルギー摂取量で調整しました。<br>&nbsp;<br>・コーヒーと炭酸飲料の摂取量が多いほど潰瘍性大腸炎リスクが減少し、有意な用量反応関係が認められました。一方、チョコレート菓子の摂取量が多いほど潰瘍性大腸炎リスクが有意に高くなりました。<br>・カフェインレスコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶の摂取量と潰瘍性大腸炎リスクとの関連は認めらませんでした。<br>・カフェインの総摂取量は潰瘍性大腸炎リスクと逆相関し、両極の四分位間の調整オッズ比は0.44（95％信頼区間：0.29～0.67）でした。<br>&nbsp;<br>以上より、欧米よりコーヒーの摂取量が少ない日本においても、コーヒーやカフェインの摂取が潰瘍性大腸炎リスクの低下と関連することが示されました。<br><br><br>参考：<a style="color:blue" href="unsafe:[object Object]">Coffee and caffeine intake reduces risk of ulcerative colitis: a case–control study in Japan - Tanaka - Journal of Gastroenterology and Hepatology - Wiley Online Library</a></p>

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コーヒーや炭酸飲料と潰瘍性大腸炎の関係

<p><span style="background-color:#f7db92;font-size: 1.5em">今日のポイント：大学生のインフルエンザワクチン接種率は、2007年の12.4％から2023年には30.5％に増加</span><br><br><br>コロナ禍を経て、インフルエンザワクチン接種に対する意識変化を調査しました。米国・ブリガム・ヤング大学からの報告です。（Journal of Community Health誌オンライン版、2023年9月11日号）</p>

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  <img id="main" src="https://images.microcms-assets.io/assets/66394d2fe70a44d5b891932e95b635a6/16c8386df6fd4affa9e8fe0e00592484/22024834_s.jpg" alt="image">
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<p>同大学に通う440人の学生にアンケートを実施し、2007年のデータと比較しました。アンケートでは、インフルエンザワクチン接種に対する意識の実態および過去16年間の変化の要因を調査しました。また、回答者には、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の経験やCOVID-19によるワクチン接種への意識の変化についても質問しました。</p><ul><li>大学生のインフルエンザワクチン接種率は、2007年の12.4％から2023年には30.5％に増加しました。</li><li>ワクチン未接種者の意識について、2007年と比較し、費用が28％、ワクチン接種によるインフルエンザ罹患への恐れが20％、副作用への恐れが17％、情報不足が15％、それぞれ低下しました。</li><li>ワクチン接種を避ける大きな要因としては、時間、利便性、ワクチン接種によるリスクが挙げられました。</li><li>医療提供者や保護者から受けるワクチン接種奨励の効果は薄れてきていまし。</li><li>COVID-19の流行はワクチンに対する考え方に変化をもたらし、ワクチン疲れが大きな要因となっています。</li><li>支持政党がインフルエンザワクチン接種の予測因子となり、保守派ほどワクチン接種をしない傾向がありました。</li><li>個人の安全から公共の安全へと、関心が変化したことも認められました。</li></ul><p>&nbsp;<br>以上より、公共の安全を意識したワクチン接種へと意識変化が起こっています。<br><br><br>参考：<a style="color:blue" href="unsafe:[object Object]">Changes in Attitudes and Barriers to Seasonal Influenza Vaccination from 2007 to 2023 | Journal of Community Health (springer.com)</a></p>

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